comic 竜崎遼児, どぐされ球団 懐かしの作品がKindleで復刻されていたのでまとめ買い。全11巻のセットで121円。代打専業の主人公やアウトロー選手の集まった球団など、今読み返してみると水島新司の影響を強く感じる (本作の前にあぶさんや野球狂の詩が開始している) 。それでもただの二番煎じになっていないのは見事で、今でも鑑賞に耐える作品。 2016-09-13 comic
comic やまだ浩一(画), 木村公一(作), 隠し球ガンさん プロ野球スカウト物語 (3) (4) 前巻を読んでから少し間が空いてしまったが、最後までまとめ読み。対選手だけではなく経営陣とのやり取りを描いたり米国事情を扱ったりと様々に話を広げてきたが、最後はやや尻切れ気味の終了。まだまだ回収していない伏線も多数あっただけに残念。 2016-06-25 comic
book 矢崎良一, 岩田卓士, 玉森正人, 中田潤, 池田浩明, 伊村雅央, 背番号三桁 「僕達も胴上げに参加していいんですか?」 プロ野球の裏方に光を当てたドキュメンタリ。一軍実績も豊富なコーチ陣だけではなく、ブルペン捕手から寮長まで、様々な職種の人々の生き様を見せてくれる。2003年の阪神優勝後の勢いで出版された本ではあるが、プロ野球ファンなら誰でも楽しめる一冊に仕上がっている。 2016-05-14 book
book 石原豊一, ベースボール労働移民 メジャーリーグから「野球不毛の地」まで MLBを頂点としたベースボール・レジームの実態。日本ではあまり報道されない、日米以外のベースボール事情は実に興味深い。ドミニカ、メキシコ、イスラエル、ジンバブエ、コロンビアなど各国のリーグが実質的にMLB配下に組み込まれている実態がよく分かる。各リーグでプレイするスポーツ労働移民の生活を掘り下げ、類型化しているのも面白い。上昇志向の強いプロスペクト以外に、生活の糧を得るためにプレーを続ける野球労働者や、バケーションや自分探しを目的としてプレーする層など、目的のまったく異なる様... 2016-03-13 book
book 里崎智也, 非常識のすすめ 一時期は芸能人化していた里崎の自伝。あまり格好をつけず、過去の流されるような生き方や他チームの試合をほとんど見ないところまでも正直に書いているあたりは好印象。清水将海や橋本将といった同時期のライバルにほぼ触れていないのは本人の性格によるものか。興味深い。 2016-02-06 book
book データスタジアム株式会社, 野球×統計は最強のバッテリーである セイバーメトリクスとトラッキングの世界 二部構成で、前半はセイバーメトリクスの紹介。こちらはセイバーメトリクスファンならば常識とも言える話がほとんどで新味はない。真打ちといえるのは後半のトラッキングシステムのお話。PITCHf/xに代表されるトラッキングシステムを活用した分析はまだまだ発展途上の分野で新しい発見も多い。 2015-12-06 book
book 小国綾子, アメリカの少年野球 こんなに日本と違ってた メジャーリーグの仕組みの情報は日本語でも手に入りやすくなってきたが、アメリカの少年野球の仕組みはなかなかまとまった情報がなく、知られることが少なかったように思う。本書はアメリカ駐在妻が息子を少年野球に送り込んだ際の生の情報が見事にまとまっている。アメリカは少年野球でもトライアウトがあって、という通り一遍の情報ではなく、我が子と共に試行錯誤しながら一歩づつ進んだ姿が見事に描かれているのが素晴らしい。アメリカで育った人々の思考の源泉に触れることができる。野球ファンならずとも、アメ... 2015-08-10 book
comic そにしけんじ, 猫ピッチャー (1) 読売新聞の日曜版で連載中のギャグマンガ。ジョギング中に通る販売店の店頭で妙にプッシュされているので気になって購入。猫と野球という今までありそうでなかった組み合わせが秀逸。 2015-02-02 comic
book 広尾晃, プロ野球なんでもランキング 「記録」と「数字」で野球を読み解く 野球の記録で話したいの広尾晃によるセイバーメトリクス本。この本ならではの新しい指標は特になし。TBA (True Batting Average) などの補正により、異なる時代の記録を比較しようという試みが中心。後半の選手の体格などのプロフィール情報の分析は新味があるが、掘り下げがやや浅いか。 2014-12-31 book
book ボールのひみつ 野球、バレー、サッカー、バスケ、テニスetc.様々なボールの歴史や秘密 様々なスポーツのボールに焦点を当てたビジュアル本。写真中心でムックのような味わい。断面図や製造工程の写真など、眺めているだけでも楽しい。各ボールの歴史的な変遷も押さえられているので、経験者は以前使用していたボールに懐かしさを覚えるかもしれない。 2014-12-17 book