baseball

book

澤宮優, 打撃投手

プロ野球の世界の裏方、打撃投手に注目したドキュメンタリ。ONの時代から現代まで、多くの打撃投手経験者へのインタビューを重ねた労作。裏方の目だからこそ見える、名選手たちの意外な側面も面白い。
comic

水島新司, ドカベン プロ野球編 全52巻

中古の全巻セットが出ていたのでうっかりまとめ買い。本当はこういったかさばる本こそ電子書籍で一括購入したいのだけれど、水島新司の作品は一つも電子化されていないところを見ると著者が許可していないのではないかと思われる。また、電子化されたとしても、こういった中古のまとめ買いよりもはるかに高くつく価格設定になりそうではある。 大甲子園の正当な続編で、ファンならばやはり一度は読む必要があるだろう。序盤は新たな試みを始めたばかりということもあり、またドカベンのキャラクターの初々しさもあり...
diary

スワローズ vs. マリーンズ @ 明治神宮球場

ものすごく久しぶりの神宮球場。交流戦が始まってからも日程が合わず、なかなか来られなかった。 石川は立ち上がりやや不安だったが、要所はきちんと抑えていた。やや年寄り臭いがそこがいい西野は今季はやはり抑えか。三振の取れる縦の変化球があるのが良いオープン戦絶不調だった角中がここに来て見事な仕事。外野のポジション争いが熾烈な状態にもう一つの注目ポジションの捕手だが、伊東監督の好みは吉田か。バッティングはともかく、スローイングは水準以上井上の打撃はもはや言うことなし。研究されたあとに対...
comic

やまだ浩一(画), 木村公一(作), 隠し球ガンさん プロ野球スカウト物語 (2)

若手スカウトや少々クセのある捕手など周辺人物が増え、少し深みを増してきた。浪花節の人情路線なのは相変わらず。
comic

やまだ浩一(画), 木村公一(作), 隠し球ガンさん プロ野球スカウト物語 (1)

プロ野球のスカウトを取り上げたマンガ作品。元は週刊ベースボールの連載。 今時のセイバーメトリクスなスカウトではなく浪花節系。せっかく題材は良いのだから、もう少し野球そのものに深入りしても良い気はする。
book

染矢正一, プロ野球英語のウソ (映画で学ぶ生きた英語表現)

日本の野球でよく使われる和製英語を取り上げた本。和製英語と正しい英語表現の対訳形式。いくつかの項目は有名な野球映画で使われた表現のおまけが付く。よく使われる表現は一通り押さえられている印象。 出版時期を反映して、例題に使われている選手の名前が懐かしい。
book

小関順二(監修), プロ野球スカウティングレポート2014

今年も開幕が近づき、スカウティングレポートの季節。 昨年度版から大きなフォーマットの変更はなく、落ち着いてしまっている印象。競合がほとんどなく改善のインセンティブがないのは分かるが、少しづつでも改善して欲しいとは思う。
book

京都純典(企画・監修), プロ野球本当の実力がわかる本 2013-2014

2009年度版以来の復活。 相変わらずセイバーメトリクスの主要な指標を並べた表が掲げられているだけで工夫はない。 野手の指標はOPS, SecA, TA, BB/K, PA/BB, IsoD, ISO, wOBA, wRAA, wRC, BABIP, RCAA, RC, RC27と、公式戦成績から算出できるもののみ。守備に関する指標は一切なし。 投手の指標はQS%, FIP, WHIP, NP/IP< K/9, BB/9, K/BB, BABIP, RSAA, ゴロ率, フラ...
book

三宅博, 虎のスコアラーが教える「プロ」の野球観戦術

著者は元阪神タイガースチーフスコアラー。 主観的な記述が大半を占めており、データの裏付けは乏しい。スコアラーがどの様な方法でデータを収集しているかは書かれているが、統計的な分析手法やその結果には触れられない。 セイバーメトリクス (本書内では "マネーボール野球" と呼んでいる) には批判的だが、 バントなどせず塁を埋めて動く野球だ 日本では浸透しない。なぜならば、地味なチームが強い理由の裏付けとして豊富な投手力があるからである と言った記述を見ると、本当に理解しているかは心...
comic

石田敦子, 球場ラヴァーズ だって野球が好きじゃけん (1)

球場ラヴァーズの2本めのスピンオフ作品。今回は新キャラではなく勝子姉さんが主人公。 今作は球場ネタ中心で私好み。大量のグッズ紹介にも (営業的な理由以上に) カープ愛を感じる。