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板橋悟, ピクト図解Lite

の要約版がiPhone Appとして提供されていたので読んでみた。完全版は$5.99だが、要約版のLiteは無償。 要約版しか読んでいないが、そのエッセンスはよく理解できる。要はモノとカネの流れに注目して図を書いてみようというだけなのだが、当たり前に見えても言われてみないとなかなか気付かないコロンブスの卵。
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小阪裕司, 「仕事ごころ」にスイッチを! リーダーが忘れてはならない人間心理の3大原則&実践術

あまりこの手の精神論系のビジネス書は好きではないのだが、以前読んで比較的良書だった幸せな売場のつくり方の著者の師匠の本だというので読んでみた。 それなりに理解・共感できる部分はあり、特に "ほめる" と "ねぎらう" の違いなどは一瞬はっとさせられるものがあった。
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ルイス・アンドレ・バロッソ(著), ウルス・ヘルツル(著), 丸山不二夫(監修), 首藤一幸(監修), 浦本直彦(監修), 高嶋優子(訳), 徳弘太郎 (訳), Googleクラウドの核心 巨大データセンターの変貌と運用の経済学

の訳書。原題通りの内容で、いくら売り上げのためとはいえ、表題に "Google" や "クラウド" といった流行り言葉を無理矢理埋め込むのは感心できない。 やや工学系論文のような堅さがあるが、内容はしっかりしている。これからのデータセンター、とくにWSC (Warehouse-Scale Computer) に興味のある人には必読だろう。
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マイケル・ルイス, ライアーズ・ポーカー

マネー・ボールのマイケル・ルイスのデビュー作。 著者の実体験を元にした80年代のソロモンの内情暴露本で、決して投資の役に立つような本ではない。読み物としては上々。
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岩瀬大輔, 生命保険のカラクリ

著者はライフネット生命の立ち上げに携わった方。 後半の "生命保険の選び方" などはあまり新しい内容ではない。しかし、前半の生命保険業界の構造や収益構造の話は、ライフネット生命立ち上げの理由が透けて見えてくるようで面白い。
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白輪剛史, 動物の値段

著者のような動物商にとってはその値段は当たり前のことかも知れないが、素人の持つイメージとの乖離は実に大きい。 動物というナマ物の値段が、単なる希少度だけではなく、需給関係、飼育コスト、輸送難易度、繁殖難易度、規制など様々な要因に左右されることがよく分かり実に興味深い。
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木村康宏, たちまち繁盛店! 1日300人が行列する人気ラーメン店のつくり方

ラーメン店向けのマーケティング本だが、ラーメン店に限らずもう少し広く活用できる内容が多い。 もちろん、ラーメンフリークがその舞台裏を覗くのにもおすすめできる。
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鈴木みそ, 限界集落 (ギリギリ) 温泉

IT、ヲタク、ネットアイドル、潰れかけの温泉宿、起業、と異質な組み合わせのマンガだが、それでも違和感無く読めてしまう。 起業マンガとしてはともかく、エンターテイメントとしては文句なし。
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おがいよしお, HITLER選挙戦略 現代選挙必勝のバイブル

いろいろあって絶版・回収となった本だが、内容はそこまでとんでもないものではない。 からの引用が少々あるものの、選挙のための組織作り一般の内容がほとんど。
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戸田智弘, 働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。

仕事に関する名言を集めた本。 分野を問わず脈絡無く集めているような気もするが、これだけ幅広く当たっていれば一つくらいは心に響く言葉が見つかるだろう。 さりげなく色川武大の言葉が何度も取り上げられるあたりが私と趣味が合う。