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馬場保仁, 山本貴光, ゲームの教科書

ゲーム開発の現場のお話。 実際の制作現場ではどの様な流れで開発が進められているのか、どういった職種があるのか、日々のスケジュールはどのようなものか、などの素朴な疑問に答えてくれる。ゲーム業界を目指す方は是非一読を。
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岩波貴士, 人にはちょっと教えたくない「儲け」のネタ帳

続編のと併せて。 ネタ本としては面白いが、基本的には売る側の視点なので、買う側の視点になってみるとあまり気分が良くない項目も多い。
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水野俊哉, 知っているようで知らない 法則のトリセツ

仕事や職場で役立つ様々な法則をまとめた本。 様々な法則を一気読みでき、読み物としても満足できる。文献も充実しているので、インデックス本としてもどうぞ。
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草下シンヤ, 裏のハローワーク

怪しげな職業の取材をまとめた本。 テーマがテーマだけにゴシップ的な内容だが、気軽に読むには申し分ない。
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北尾トロ, ぼくはオンライン古本屋のおやじさん

オンライン古本屋・杉並北尾堂の運営記。 の文庫版なので、インターネット関連の記述はさすがに古すぎて実用には厳しい。また、ある意味ユルさを売りにしたビジネスの立ち上げ方なので、昨今のちょっと世知辛い古本流通の世界では、同じ様な趣味的な古本屋を立ち上げるのは難しいだろうと感じる。 読み物としては楽しめる。
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海老原嗣生, 学歴の耐えられない軽さ やばくないか、その大学、その会社、その常識

雇用の常識「本当に見えるウソ」に続いて、今度はキャリアにまつわる俗説を見事に斬ってくれた。 今作は前著よりももう少しミクロに寄った内容で、個別事例や労働者視点でのキャリアプランにも触れられている。その中でも、「就社より就職」という最近一部でまことしやかに語られている俗説に流されることのない、日本の総合職の仕組みを上手く利用する就社の提案は、それなりにサラリーマン経験を積んだ今でこそ頷ける。就職活動中の学生などにもぜひ読んでもらいたい。
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軍司貞則, 高校野球「裏」ビジネス

野球特待生達の実体を追ったルポルタージュ。 関東にいるとあまりなじみがないボーイズと高校野球とのつながりは想像以上に根が深そう。 また、高校野球の現場の人間達のインタビューが実に面白い。少々きれい事に過ぎるのではないかと思われる部分まであるが、教育の側面もある高校野球にはこういった人物が必要なのだろうと思わせる。
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橘玲, 貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

橘氏の新刊は、サラリーマン法人 (本書ではマイクロ法人と呼んでいる) がテーマ。 法人という不思議な仕組みを利用することで税コストを抑えようという趣旨で、類書で既に述べられていることが多い。ただ、橘氏らしい文章は健在なのでファンなら買いだろう。
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小島克典, プロ野球2.0

小島克典氏が立命館大学経営学部で行ったスポーツビジネスの講義をまとめたもの。 レッドソックスCEO ラリー・ルキーノ、スポーツエージェント 団野村、スポーツ弁護士 水戸重之、スポーツ記者、球団のマーケティング担当者、球団経営者など、プロスポーツ、特にプロ野球に携わる第一線の人達を招いてのインタビューは実に実戦的な内容。 中でもプロ野球界の構造的な問題を抉ってくれるスポーツ弁護士 水戸重之のインタビューが面白い。世界の様々なプロスポーツリーグの成り立ちや金銭の流れと見比べると、...
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井原万見子, すごい本屋!

和歌山県の山奥にある小さな本屋、イハラ・ハートショップの物語。 店長の井原さんが村の子供達に本の楽しさを知ってもらうために、様々な困難に負けずに次々とイベントを企画していく様子は見ていて元気付けられる。 ただ、そういったイベントの話題が中心で、肝心の本屋の日常があまり伝わってこないところは少し残念。