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井原万見子, すごい本屋!

和歌山県の山奥にある小さな本屋、イハラ・ハートショップの物語。 店長の井原さんが村の子供達に本の楽しさを知ってもらうために、様々な困難に負けずに次々とイベントを企画していく様子は見ていて元気付けられる。 ただ、そういったイベントの話題が中心で、肝心の本屋の日常があまり伝わってこないところは少し残念。
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亀田卓, 寺嶋博礼, 文化に投資する時代 (カルチャー・スタディーズ)

エンターテイメントの証券化事業の立ち上げを行った亀田氏と、銀行の立場から映画投資に携わってきた寺嶋氏の自伝の様なもの。体験談ベースなので読みやすく、また業界毎の文化の違いに起因する問題など、サラリーマン的に感情移入できる話題も多い。
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一橋文哉, ドナービジネス

臓器売買をテーマにしたドキュメンタリー。 テーマがテーマなのせいもあり取材ソースがほとんど明かされず、また週刊誌のように煽る書き方をしているので、どこまで信じて良いものか判断できない。信憑性はともかくとにかく刺激的なものが読みたいという人向けか。
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内藤誼人, すごい!ホメ方 職場で、家庭で、恋愛で…相手を思うままに操る悪魔の心理術

コミュニケーションにおいて、相手をホメるのが大事というのはよく言われるのだが、では具体的にどうすれば良いのかというのはあまり語られることがない。 本書はそんなホメ方を取り上げた本で、何となくデキる気分にさせてくれる。
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平林純, 論理的にプレゼンする技術 聴き手の記憶に残る話し方の極意

前著の理系のためのプレゼンのアイディアが比較的良かったのでこちらも読んでみた。本当に基礎中の基礎からの本だが、意外と出来ていないことが多いのに気付かされる良書。にしかわたくのイラストも面白い。
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安村敏信, 美術館商売 美術なんて…と思う前に

板橋区立美術館の学芸員の方の著作。 美術館、特に日本の古美術品となるとかなり敷居が高く、なかなか訪れる機会もないのだが、その中の人がどんな工夫をして客を呼び込もうとしているのかがよくわかる。もっとも、ここまで高い意識を持って、一般の人々への普及を心がけている人がどれだけいるのかはわからないが。 あまり食わず嫌いをせずに、たまには美術館に足を運んでみようかと思わせる一冊。
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香西秀信, 論より詭弁 反論理的思考のすすめ

理工系な職場にいると、ついつい論理的思考に偏ってしまうが、それを自覚するのには良い本。 本書は論理的思考を真っ向から批判し、レトリックを用いた "人に訴える議論" を論じる。その技巧だけを見ると当たり前のことばかりにも見えるが、論理的思考にどっぷりと浸かっていると、その使用をためらわれるものも多い。
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兼重日奈子, 幸せな売場のつくり方

小説仕立てのビジネス書。 うまく回っていないファッション専門店を立て直すというお話だが、ファッション専門店に限らず多くの小売店に適用できそう。ただし、日用品の小売店や大規模店はまた違う方法論が必要だとは思う。
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月刊「ベルダ」編集部, コンビニ 不都合な真実

昨日に続き、コンビニ業界告発本。 こちらの方が少し前に出た本だが、内容が厚い。コンビニ会計や仕入のピンハネ問題に加えて、裁判の流れや一部オーナーの反乱の様子もよく取材されているので、よりコンビニ業界が掴みやすい。
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古川琢也, 金曜日取材班, セブン‐イレブンの正体

取次大手のトーハンに取次を拒否されたという告発本 (現在は普通に購入できる) 。 今はネット上でも広く知られるようになったコンビニ会計の問題に始まり、仕入のピンハネ、業者への圧力などの実体が語られる。加盟店オーナーへのインタビューを中心にそれぞれの事例が良く描かれており一気に読ませるものの、もう一歩踏み込んだ考察が欲しかった惜しい本。