computer

book

まつもとゆきひろ, まつもとゆきひろ コードの世界 スーパー・プログラマになる14の思考法

まつもとさんらしく話題の中心はRubyなのだけれど、もう少しメタな概念もきちんと説明されているので、他の環境で生活している人にも十分に得るものがあると思う。雑誌連載のものをまとめた本でもあり、各章が短めで独立しているので、合間に少しずつ読めたのも嬉しいところ。
diary

Becky! 2.50

Becky! 2.50が公開された。2.50というキリの良い数字ということで (?) 、比較的多数の機能追加が行われた。私の常用しているIMAP環境ではクエリー検索の全文検索が遅くて使いにくいので、インデックス検索が少しだけ強化されたのが何よりも嬉しい。特に、見出し検索の対象に Cc: が加えられる様になったのが助かる。"全員に返信" を行っていると、検索したいアドレスが To: に入っているか Cc: に入っているかをあまり意識しないので。また、同じくクエリー検索の新機能で...
book

黒川伊保子, 恋するコンピュータ

AI屋さんのエッセイのようなもの。技術書ではないのであまり厳密な説明を期待してはいけないのだろうが、それにしても理論の飛躍や強引な推論が多い気がする。そこさえ目を瞑れば、読み物としてはおもしろい。
hack

机の上のPCモニタを別ラックに逃がしてみた

今まで普通の机 (奥行き60cm) の上にPCモニタをそのまま置いていたのだが、少し手狭に感じるようになっていた。20インチクラスのモニタを使っている頃はそうでもなかったが、30インチクラスのモニタを置いてしまうとさすがに少し圧迫感がある。また、このモニタとは別の仕事用のノートPCを開くとかなり狭苦しい。そこで、モニタを別のラックに移してみることにした。購入したのはルミナスのラック。いわゆるエレクターの廉価版。一番細長い棚板 (90cm×20cm) を、机より少し低めのポール...
book

イアン・エアーズ, 山形浩生, その数学が戦略を決める

データマイニングを元にした "絶対計算" が現在どのように使われているのかという事例が多数。ワインの値段の予測に始まり、野球選手の評価、病気の診断、教育手法毎の効果測定、映画のヒット予測、などなど。多くの分野で専門家を凌ぐ絶対計算が可能であることが次々と示されるのは実に爽快。しかしながら、これらを実際に活用するには大きな壁があることも事実だろう。本書中の以下の文章がそれを端的に表している。人々は自分の専門領域以外でなら絶対計算利用に抵抗がないまた、すでにあるデータの分析にとど...
product

長いものに巻かれてiPod shuffle

長いことRio SU30 (通称: 酢昆布) を愛用してきたが、5年も使うとバッテリーもヘタるし、いろいろとガタがくる。ましてや私の場合はジョギング中に使うなどラフな扱いをしてきたので、そろそろ限界。というわけで買い換えを、と探してみると世の中はいつの間にかAppleの独占状態。その中で、ジョギング中に使うことを考えると自動的にとなった。最近の用途は英語の勉強用がメインなので、Podcastが楽に扱える (気がする) iTunesが使いたかったというのもある。ヨドバシカメラ新...
diary

台北旅行2日目

台北捷運台北市内の散策には台北捷運 (MRT, 地下鉄) が便利。そのシステムもいつの間にか磁気カードからICカード (EasyCard) へと進化していた。ある程度頻繁に乗るのならばICカードを買ってしまった方が便利なのだろうが、それほど乗らないのならば、その都度チケットを買った方が便利。一度きりのチケットはカード型ではなく、トークン型。地下鉄構内には、ASUS, acer, MSIといったメーカーの格安ノートPCの広告を多く見かけた気がするが、これは単にそれに興味があるか...
book

西田圭介, Googleを支える技術 巨大システムの内側の世界

著者はGoogleの中の人ではないので、論文などの公開情報からGoogleの中身を推測するスタイル。Googleの柱である大規模分散ストレージの解説に多くのページが割かれており、Google File SystemのみならずBigtableやChubbyまで含めた全体像を知ることが出来る。もちろん、その上でのMapReduceを用いた分散データ処理の解説もあり。また後半のGoogleの運用コストについての章が実に面白い。Googleがコストの観点から安価なPCを用いたクラスタ...
book

椎橋章夫, 自動改札のひみつ

一冊まるごと自動改札についての本。あまり類書がないので嬉しい。著者はJR東日本の中の人のため、どちらかと言えば鉄道屋からの視点。なので、IT屋からみると少し不満な点も。情報のフォーマットなどの一番面白そうなところが "詳細については、セキュリティ上説明を省略する" として簡単にスルーされているのが残念。仕方ないが。諸外国の自動改札との比較が実に面白い。日本の特殊事情であるラッシュ時の膨大なトラヒック (45~60人/分を想定して設計しているとのこと) をさばくために、様々な工...
book

安岡孝一, 安岡素子, キーボード配列QWERTYの謎

恥ずかしながら、私も本書を読むまでは「タイプライターのアームが絡むのを防ぐために、打ちにくいQWERTY配列が作られた」という俗説を信じていた。本書は、タイプライターやテレタイプの歴史を丹念に追いかけることで、その俗説が誤りであることを示してくれる。また、その誤りを正すだけにとどまらず、件の俗説がどのように生まれ、一人歩きしてきたかについても徹底した調査を行っているのが興味深い。圧巻なのはその参考文献の量。500件近くの文献を調べ上げた労力には素直に脱帽させられる。キーボード...