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谷崎潤一郎, 文章讀本 中央公論社版

もはや古典とも言える著作であり古文や漢文の知識までも要求されるが、その苦労をするだけの価値がある。実用的な文章と藝術的な文章を区別することなくすべての文章に共通する要素を抽出しているので、技術文書に応用出来る部分も多い。
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井上純一(著), 矢澤真人(監修), 月とにほんご 中国嫁日本語学校日記

中国嫁日記の番外編。日本語ネタ本としては中途半端だが、相変わらずマンガとしては文句なしに面白い。
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佐藤洋一, BASIC800で書ける! 理系英文 使うのはいま覚えている単語のみ! だれでも学べるカンタン英語

表題にもなっているBASIC800は制限言語の一種だが、無理に語彙を制限する種類のものではなく、3Cs (Clear, Correct, Concise) を満たすためならば専門用語の柔軟な使用を認めるなど極めて実用的な内容。英作文の教本としてみた場合、原文解釈や和文和訳 (和文を英訳する前段階として、英訳しやすい和文に書きなおすこと) に重点を置いているのが特徴的。普段英訳する際にも同じ段階を踏んでいたが、それを自覚させてくれた効用は大きい。説明も平易で非常に読みやすい。特...
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ジャン=ポール・ネリエール(著), デービット・ホン(著), 一般財団法人グローバル人材開発(訳), 世界のグロービッシュ 1500語で通じる驚異の英語術

非ネイティブ向けの英語として提唱されているGlobishの紹介本。原書のに対訳を加えた形なので、これ一冊で原文もそのまま読める。非ネイティブでも制限された英語で十分なコミュニケーションがとれるという主張は良いのだが、類似品のBasic Englishやplain Englishとの差異が分かりにくく、新しいものを作る意義がよく分からない。
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デイビッド・セイン, 岡悦子, その英語、ネイティブはカチンときます

場面別の英語フレーズ集。少し刺激的なタイトルが付けられているが、要は意味の細かな濃淡に沿ってフレーズを並べたもの。全体的にボリューム控えめなので、細切れ時間に軽くチェックするくらいでどうぞ。
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田嶋幸三, 「言語技術」が日本のサッカーを変える

世界レベルのサッカーを実現するには自分の考えを言葉にする表現力が必要との論。自分のプレーの意図、他のプレイヤーへの要求などを明確に説明できるプレイヤーとそうでないプレイヤーで成長が大きく異なるというのは、言われてみれば当たり前だが実践できている現場は少ない。本書はJFA (日本サッカー協会) が、どのように選手やコーチを育成し、言語技術を伸ばしているかがJFAアカデミーやS級ライセンス講習の実例と共に語られる。サッカーを主対象にしているものの、サッカー以外のスポーツにも普遍的...
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成毛眞, 日本人の9割に英語はいらない

日本人で英語が必要な人は限られている、との論。掲げられる数値も実感に合っており、説得力がある。この主題は良いのだが、それが続くのは2章まで。3章以降は自身の好みの書籍を紹介したりといった雑多な内容。著者のファンには良いかもしれないが、そうでない人には散漫な印象しか残らない。
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大津由紀雄, 鳥飼玖美子, 小学校でなぜ英語? 学校英語教育を考える

当時導入の議論の真っ最中であった小学校への英語教育導入について、懐疑的な立場から。小学校への英語教育導入の根拠とされている「早く始めるほどよい」が幻想であるという議論に始まり、そもそも真のコミュニケーション能力とは何か、学校英語教育が何を目指すべきなのかまでを検討する。小冊子なので踏み込んだ議論はできていないが、その要旨は十分に納得できる。良書。
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蛇蔵(構成・漫画), 海野凪子(原作), 日本人の知らない日本語

日本語教師によるエッセイマンガ。体系だった本ではなく細切れのエッセイなので日本語本としてみるとあまり見るところはないが、さらりと読むマンガとしては文句なし。
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中村澄子, 中村澄子が教える TOEIC(R) テスト スコアアップ131のヒント

書いてあることは一つだけで、TOEICは英語の勉強ではなくTOEIC専用の勉強をしないと高スコアは望めない、ということ。具体的な問題やテクニックは関連書籍へのポインタが貼られているだけなので、一冊で完結していない。また、出題傾向の情報が載っているのは良いが、統計的な数値が一切無いので、著者の感覚だけで語られている様に感じてしまう。