baseball

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渡辺俊介, アンダースロー論

現役のプロ野球投手が、投球の組立から握り方まで写真入りで赤裸々に語るというのは珍しいと思う。数少ないアンダースロー投手として、そのノウハウを形として残したいという思いが伝わってくる。野球をプレイする人にはぜひ読んでもらいたい一冊。 編集協力として小林信也氏の名前がクレジットされているので多少の修正は入っているかもしれないが、渡辺投手の語り口をそのまま感じることができる文体は好印象。中学生時代のアンダースロー転向に始まり、2005年の絶好調、そして2006年の苦しい立ち上がりま...
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大竹文雄, 経済学的思考のセンス お金がない人を助けるには

経済学を身近なミクロの見地から眺めるので非常に読みやすい。各種のインセンティブが、人間の行動にどう作用するかに力点を置いている。 いくつかプロ野球を扱った話があるが、読み物としては面白いものの納得しかねる部分がある。"プロ野球における戦力均衡" は数値的な裏付けなしに理屈をこね回しているように見えてしまう。また、"プロ野球監督の能力" はチーム戦力の評価に下式を使用しているが、さすがにセイバーメトリクス全盛の現在に平均打率はないだろうと思う。元論文が1994年のものの様なので...
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楽天イーグルスTV

最近はGyaOだけでなく、各チームともネット中継に力を入れている。今日は楽天イーグルスTVでイーグルスvsマリーンズの中継があるので視聴してみる。 画質はGyaOより気持ち劣る程度か。視聴には問題ない準備完了地獄の様な変な挙動がなく、すんなりと視聴できたのは好印象GyaOの様に、フルスクリーンを禁止したり、変な制限がないのが嬉しい中継の合間に入るCMが楽天関係のものばかりな気がするが、そういうモデルか単に広告を集める力がないだけかは不明アナウンサーの質はGyaOより遙かにまと...
diary

夏休み

今年はまだ夏休みがとれていない。 遅めの夏休みにしてプレーオフを観にいこうと思っていたが、肝心のマリーンズが…… orz
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GyaOの準備完了地獄の回避方法

ほぼマリーンズ戦視聴専用となっているGyaOだが、結構な確率で準備完了地獄に陥る。再生を開始すると「準備完了」というメッセージが出るが再生されない、というアレだ。 その対処方法を愛のGyaO(ギャオ) 裏技編 補足で発見した。結論から言うと、GyaO側の (たぶんDNSの) TTLが短すぎてwms.cd.gyao.jpが引けないのが原因らしい。なので、GyaOのDNSサーバである202.90.177.124をセカンダリに指定することで解決した。wms.cd.gyao.jpをh...
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イースタンリーグ マリーンズ vs. ファイターズ @ ロッテ浦和球場

千葉マリンまで行く時間と気力がなかったので、浦和にてイースタンリーグを観戦。 ロッテ浦和球場は武蔵浦和駅から徒歩10分程度。道も分かりやすく迷う心配なしスコアブック所有率高しブルペンが非常に近いのが嬉しい客席は日陰が一切ないので、夏場の観戦に帽子は必須そもそも夏場の試合をわざわざ13時開始にするのはどうかと思う。ナイター設備がないのなら午前の涼しい時間にやればいいのにと思うが、イースタンとはいえさすがに観客が集まらなすぎるのも問題があるのだろう横浜の次は戸部1軍と2軍の入れ替...
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烏賀陽正弘(著), 二宮清純(監修), 超常識のメジャーリーグ論

メジャーリーグ "論" というタイトルだが、メジャーリーグを論じているわけではなく、小ネタや蘊蓄を集めた本。読み物としては上々。
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小林信也, データで読む 常識をくつがえす野球

データスタジアムのデータをもとに、主に昨期 (2005年シーズン) のプロ野球の分析を行う。データ本にしてはなかなか読みやすくまとまっている。 しかしながら、せっかくのデータの読み方を間違っていると思われる項目が散見されるのが残念。例えば、「初回の得失点が勝率を大きく左右する」として初回の得失点と勝率の相関の高さを述べているが、初回に限らず得失点があれば勝率と強い相関が出るのは当たり前。初回の得失点の重要性を述べたいのであれば、初回以外に得失点があった場合との比較をしなければ...
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巨人軍タブー事件史

巨人の黒歴史をまとめたムック。 良くも悪くも週刊誌やスポーツ新聞的な内容で、読むにはおもしろいが、特に新しい決定的な事実が明かされるわけではない。
diary

マリーンズ vs. イーグルス @ 千葉マリンスタジアム

天気予報では午後から雨とのことなので、屋根のある二階内野自由席で観戦。 対イーグルス戦でしかも俊介と、負ける要素のない試合。しかも毎度のことながらマリーンズの対左打線はエグい。福浦以外は全員右打者。 久しぶりに俊介の神ピッチを観た。初回から高めのストレート、沈むボール、緩急と、全てでおもしろいように空振りがとれる。6回まで鉄平への死球一つでノーヒットという完璧なピッチング。 しかしながら7回、鉄平に対して二度目の死球が頭に当たり危険球退場となる。わざわざ内角を厳しく責める必要...