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石田敦子, 球場ラヴァーズ 私を野球につれてって (2)

球場ラヴァーズの新刊。 今回の野球ネタはWBCと前田の引退。どちらもファンの思いがきちんと込められていて非常に共感できる。 野球以外のテーマはこれはこれで面白いが、やはり無理に詰め込まなくても良い様な気がする。
diary

ライオンズ vs. マリーンズ @ 西武ドーム

前回から3年ぶりの西武ドーム。 いつの間にか埼玉西武ライオンズの公式サイトでチケットレス購入ができるようになっていた球場の他にライオンズストアでチケットに引き換えられる手数料不要なので、チケット屋を通すよりも少しだけお得西武ドームは3年前とあまり変化を感じないライオンズ側から見ればクライマックスシリーズ進出への望みを繋ぐ一戦のため、ほぼ満員の客入りその割には当日券はビジターの一塁側が先に売り切れていたペットボトルは持ち込み可なのがありがたい。ただし缶や瓶は紙コップに移す必要が...
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岡田友輔, 蛭川皓平, 森嶋俊行, 高多薪吾, KY, 久保田市郎, 道作, 李啓充, 三宅博人, Student, SABERMETRICS MAGAZINE 1

オフシーズンの間の読むつもりが今頃になってしまった。 2013年シーズンを控え、2012年シーズンをセイバーメトリクスで振り返る内容。旧統一球に依存した分析となってしまっているのはご愛嬌。 研究の視点ではあまり新しい分析手法などは含まれていないが、ついにセイバーメトリクスを主題に据えた定期刊行物が生まれたというのは感慨深い。
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中村敏雄, スポーツルールの社会学

中村敏雄によるスポーツ論考集。 専門としているスポーツルールを表題として掲げているが、内容は近代スポーツにおける人工化やそれに伴う場外も含めた平等を中心に論じている。近代スポーツの創出そのものを人工化の過程とみなし、その行き過ぎを危惧する提言は、まさに現在の状況を言い当てている。おすすめ。
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石田敦子, 球場ラヴァーズ 私を野球につれてって (1)

前シリーズの世界観はそのままに主人公を変えて連載再開。相変わらず野球以外のネタを詰め込みすぎの感はあるが、それなしではただの球場エッセイコミックになりかねないので仕方がないところだろう。 球場ネタとしては、ビールの売り子の視点が意外に新鮮。
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小関順二(監修), プロ野球スカウティングレポート2013

フォーマットは昨年度版から大きな変更はなし。打者の球場別成績が消えたのと、ピッチングフォーム・バッティングフォームの寸評が加わった程度。 データ提供も昨年度と同様にデータスタジアム。そのお陰で、BISの契約に伴うドタバタの影響とは無縁。 選手の顔写真も無くなったまま。一部球団との関係は改善していないらしい。
diary

マリーンズ vs. ジャイアンツ @ QVCマリンフィールド

今期初観戦。 やはり今季一番の不安材料は内野陣。特に二遊間。根元は相変わらずグラブさばきは軽快なものの送球が不安一方で大松の一塁守備は心なしか良くなった気がする。捕球に不安はなく、股割りを見せる場面も外野陣では、神戸の守備はやや不安。伊志嶺は決して下手ではないが、岡田と比べるとさすがに落ちるかここまでの起用を見ていると、里崎に続く捕手は江村か金澤か。田中雅はあまり伊東監督の好みに合わないかも知れない。江村はキャッチングにやや不安があり、捕逸も見られた。肩自体は悪くないと思うが...
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岡田友輔, 鳥越規央, Student, 三宅博人, 道作, 蛭川皓平, 森嶋俊行, 高多薪吾, プロ野球を統計学と客観分析で考える セイバーメトリクス・リポート 1

大きく二部構成のセイバーメトリクス本。 前半は岡田友輔による12球団の2012年度シーズンの戦力分析 (完全に読む次期を逸してしまった) 。特典価値を重視した分析が特徴的。また、選手の年齢分布から数年後のチーム作りを見据えた補強戦略などを分析しているのも面白い。 後半は雑多なセイバーメトリクス関連レポート集。 高多薪吾による "日本シリーズ投手酷使史" はセイバーメトリクスかというとやや疑問な記事ではあるが、読み物としては文句なしに面白い。 蛭川皓平の "年齢の変化と成績の関...
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石田敦子, 球場ラヴァーズ 私が野球に行く理由 (6)

急に伏線を回収し始めたかと思ったら、まさかの完結。続編の "球場ラヴァーズ 私を球場につれてって" が始まるみたいだけど。 今巻はストーリーが忙しいので球場ネタは少し控えめ。ナゴヤドーム、東京ドーム、西武ドーム、マツダスタジアムといった既出の球場巡りが中心で、新規は岩手県営野球場くらい。それでも東京ドームはビールの売り子視点など新しい見せ方をしたりと芸が細かい。
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トビアス・J・モスコウィッツ(著), L・ジョン・ワーサイム(著), 望月衛(訳), オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く

行動経済学者の視点からスポーツを読み取ろうというという試み。プロのスポーツ選手も審判員もクラブの幹部たちも皆、行動経済学の言うところの損得勘定に (無意識のうちに) 縛られていることがよく分かる。 特に興味深いのは多くの紙幅を割いているホームスタジアムの優位性の原因。今まで良く言われていた通念の数々、観客の声援や遠征の疲れ、本拠地への慣れがほとんど影響していないことを解き明かすくだりは実に痛快。 全体としてデータもしっかりしており、読み物としても文句なしに面白い。強いて難を挙...