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筒井哲也, 予告犯 (1)

現代社会の鬱屈としたところをテーマに切り出した作品。ネットや犯罪に関する細かな描写の正確さが見事なリアリティを生んでいる。その分風化が早そうなのが心配ではあるけれど。小難しいことを抜きにして、エンターテイメントとしてみても非常に上質。おすすめ。
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杉山美奈子, 好かれるメール 嫌われるメール

メールのTIPS集だが、まだガラケー全盛の2010年発行だけあり、ガラケーメールの特有の内容が多い。ガラケーメールのマナーはローカルルールが多いが、それを独善的に決めているように見える点は気になる。一応はビジネスメールを対象としている様だが、妙に馴れ馴れしい表現が混ざっているのも気になる。それでも、考え方としては何とか頷ける点はある。また内容と直接関係はないが、右綴じで横書きは勘弁してほしい。視線が非常に不自然な流れとなる。
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細谷功, 会社の老化は止められない 未来を開くための組織不可逆論

亜紀書房ZEROの連載が良かったので書籍の方も。いわゆる組織論の本だが、不可逆性に焦点を絞った説明は読みやすく、人間の老化のアナロジーも頷ける部分が多い。
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津野海太郎, 電子本をバカにするなかれ 書物史の第三の革命

電子書籍をテーマに扱った本だが、電子書籍を礼賛するでもなく難癖を付けて批判するでもなく、広い意味での書物史の中での位置付けを探ろうとする姿勢が素晴らしい。"季刊・本とコンピュータ" 誌を中心に掲載された記事を掻き集めていることもあり、後半は電子書籍から外れた話が多いのがやや残念か。
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aico(著), 株式会社ディレクターズ(著), 村井純(監修), 小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記 インターネットやサーバのしくみが楽しくわかる

タイトルは "サーバエンジニア日記" となっているが、大半はTCP/IPやDNS、電子メールなどの基礎技術の解説。サーバエンジニアにはむしろ計算機の知識のほうが必要な気もするが、そちらは末尾でさらりと触れているだけ。また、サーバエンジニアにここまで細かいネットワークの知識が必要かとも思う。その辺りの対象読者の不明確さを抜きにすると、技術的には意外にもまともな内容。イラストや手書き文字は好みが分かれるところだと思うが、好みに合えば入門書としても薦められる。既に理解されている方も...
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佐谷恭, パクチーハウス東京, みんなで作るパクチー料理

パクチーハウス東京のレシピ本。もちろんすべてのレシピがパクチーを使ったもの。パクチー料理で一番問題となるのがやはりパクチーの入手なのだが、パクチーの種子を配布するパクチー銀行といったプロジェクトも始められており至れり尽くせり。
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青山広美, 東風のカバ (1)

今となっては何もかもが懐かしい東風荘マンガ。青山広美はギャグの方がいけるのではないかという気がしてくる (まあ、バードもある意味高度なギャグマンガだが) 。残念ながら2巻が刊行されていないのはさすが竹書房。
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Peter Morville(著), Jeffery Callender(著), 浅野紀予(訳), 検索と発見のためのデザイン エクスペリエンスの未来へ

検索に焦点を当てたユーザインタフェース本。デザインを体系的に学べる本ではないが、優れた検索デザインのカタログとしてはなかなか。フルカラーで図版が豊富なのも嬉しい。
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柳沢有紀夫(編), 値段から世界が見える! 日本よりこんなに安い国、高い国

海外書き人クラブのメンバーが各国の生活を値段の視点から綴ったもの。様々な国で実際に生活している日本人の実感溢れるレポートは読んでいるだけで楽しい。
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橘玲, 不愉快なことには理由がある

週刊プレイボーイの連載 "そ、そうだったのか!? 真実のニッポン" をまとめたもの。今回は経済系のトピックよりも政治や社会のネタが多め。進化心理学や脳科学のあたりはまだ受け売り感が残るが、読み物としては面白い。