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アキリ, ストレッチ (2)

ストレッチの続編。あいかわらすストレッチ本としてよりも日常マンガとして読んでしまう。
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アキリ, ストレッチ (1)

やわらかスピリッツの連載が単行本化。無理にストレッチを入れなくても、と思わないでもないが、日常系マンガとしては安定して良い出来。
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ボールのひみつ 野球、バレー、サッカー、バスケ、テニスetc.様々なボールの歴史や秘密

様々なスポーツのボールに焦点を当てたビジュアル本。写真中心でムックのような味わい。断面図や製造工程の写真など、眺めているだけでも楽しい。各ボールの歴史的な変遷も押さえられているので、経験者は以前使用していたボールに懐かしさを覚えるかもしれない。
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中村敏雄, 日本的スポーツ環境批判

本作の主題はスポーツ環境。中でも日本の部活環境の論考に多くのページを割いている。日本人の多くが当然と感じている部活によるスポーツ活動を客観的に見直すという視点は新鮮。部活の存在理由や公的役割が曖昧なまま、もぐらたたき的な対策だけを繰り返している現状への批判は実に的確。おすすめ。
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中村敏雄, 出原泰明, 等々力賢治, 現代スポーツ論 スポーツの時代をどうつくるか

25年前の書籍だがまったく古さを感じさせず、現在でも通用する議論が多い。特に、出原泰明が "スポーツとクラブ" や "スポーツの社会的条件" で示したスポーツの環境を整えるための競技者の自助努力が現在でも未だ不十分なのは明らかだろう。
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中村敏雄, スポーツルールの社会学

中村敏雄によるスポーツ論考集。専門としているスポーツルールを表題として掲げているが、内容は近代スポーツにおける人工化やそれに伴う場外も含めた平等を中心に論じている。近代スポーツの創出そのものを人工化の過程とみなし、その行き過ぎを危惧する提言は、まさに現在の状況を言い当てている。おすすめ。
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坂詰真二, やってはいけない筋トレ

比較的まともな筋トレ本。本格的なビルダー向けではなく、あくまでも細マッチョを目指す人が対象。内容は基礎的だが、初心者の勘違いしやすいポイントをよく押さえている。
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川島浩平, 人種とスポーツ 黒人は本当に「速く」「強い」のか

オリンピックの100m決勝だけを見て黒人の先天的な運動能力の高さを語る向きもあるが、ことはそう単純ではないことが良くわかる。まずは本書の大部を占める環境要因。黒人社会でその種目が選択されるに至る社会的背景が大きな要因となっていることは否定できない。一昔前はボクシングの世界王者を黒人が占めていることが黒人の運動能力の高さを示していると言われていたが、多くの黒人がボクシングの道へ進む動機を失った現在では、黒人の世界王者はむしろ少数派となっているのがその一例。陸上競技の道へ進む黒人...
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谷本道哉(著), 石井直方(監修), 使える筋肉・使えない筋肉 (からだ読本シリーズ)

ウェイトトレーニングの誤解を解くための正しい知識が満載。ウェイトトレーニングで作った筋肉は実際の競技で役に立たないかのような印象を持たれていることも多いが、それが誤解であることが良くわかる。強くて太い筋肉がパワーの面でもスピードの面でも優れていることは間違いないのだが、それが現実に "使えない筋肉" となってしまうのにはいくつか理由がある。その最も大きなものが、ウェイトトレーニングとして効率的な動きと、実際の競技で必要とされる動きが異なるということ。ウェイトトレーニングは反動...
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トビアス・J・モスコウィッツ(著), L・ジョン・ワーサイム(著), 望月衛(訳), オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く

行動経済学者の視点からスポーツを読み取ろうというという試み。プロのスポーツ選手も審判員もクラブの幹部たちも皆、行動経済学の言うところの損得勘定に (無意識のうちに) 縛られていることがよく分かる。特に興味深いのは多くの紙幅を割いているホームスタジアムの優位性の原因。今まで良く言われていた通念の数々、観客の声援や遠征の疲れ、本拠地への慣れがほとんど影響していないことを解き明かすくだりは実に痛快。全体としてデータもしっかりしており、読み物としても文句なしに面白い。強いて難を挙げれ...