tabletop

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北沢慶, グループSNE, ソード・ワールド2.0 ルールブック I

今時 "2.0" という名前もいかがなものかと思うが買ってみる。旧作は1989年の発売なので、実に19年ぶりの大幅改定。システムだけでなく世界観も大きく変更しており、その意気込みが伺える。文庫での発売は嬉しいが、近所の大型書店に富士見ドラゴンブック自体がほとんど置かれておらず見つけるのに苦労する。富士見ファンタジア文庫は一山あるのに横書きになったのは地味に嬉しい装丁も挿し絵も今風のアニメ調になってしまったのが寂しい安田均、水野良、清松みゆきはスーパーバイザーの位置に下がり、北...
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保木邦仁, 渡辺明, ボナンザVS勝負脳 最強将棋ソフトは人間を超えるか

2007年3月に公開対局が行われたボナンザと渡辺明竜王。その当事者達がコンピュータ将棋を語る。学生時代になどを愛読していた人間として、ついに曲がりなりにもタイトル保持者といい勝負をするところまで到達したというのは感慨深い。一般向けの新書なのでボナンザのアルゴリズムの詳細は省略されているが、そのエッセンスは十分に堪能できる。おすすめ。
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安田均, ゲームを斬る!

最近のアナログゲームに対するエッセイ・評論集。1990年代から注目を集めているドイツ製のボードゲーム、同じく1990年代に生まれた怪物TCG、そして連綿と続くRPGまで。幅広い知識を誇る著者ならではの的確な批評が見事。アナログゲームが欲しいけどどれを買ったらいいのか、という人にもお勧めできる。
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ケン・セント・アンドレ, 安田均(訳), 柘植めぐみ(訳), グループSNE(訳), トンネルズ&トロールズ 第7版

から実に20年ぶりの改訂版。第5版が手元にないので (実家を漁れば出てくるとは思う) 詳細な比較はできないが、とりあえずの印象だけ。献辞に "熊の" ピーターズやマイケル・A・スタックポールらの懐かしい名前を見つけてうれしくなるHTTの影響はほとんど感じられず、別系統に進化したもの (当たり前といえば当たり前だが)横組みになっただけで、一気に今風に感じるアーキタイプやタレントのルールが整理されたことで、いわゆる普通のゲームに近づいてしまった様に感じるMRに関するルールが改善さ...
game

世界樹の迷宮

ウィザードリィを強く意識した作り。昔の静かなRPGをやりたい人にはおすすめできるマッピングはやはり楽しい。実質的に半オートマッピング (通過した床は自動的に塗られる様に設定できる) なので、ストレスはあまりなく、マッピングの楽しいところだけをいいとこどりできているセーブは街に戻らないとできない仕様。ウィザードリィ外伝Iのハードモードの様なもの。携帯ゲーム機としては強制セーブの方がありがたかったかも難易度はさすがにウィザードリィに比べると少しヌルめか。(少なくとも現在プレイして...
hack

だいす☆くえすと

Webを徘徊していたら、なぜか超くえすたぁずに流れ着いた。なぜか手元には、1990年に発売され当然絶版となっている初代「だいす☆くえすと」のパッケージがある (つぅ、すりぃ、そろすぺしゃる、もある) 。久しぶりに取り出してルールブックを眺めていたらどの職業が有利かが気になってきたので、初代をrubyスクリプトで書いて回してみる。とはいえ、真面目にシミュレーションすると結構倒なので、以下の制限を付ける。一人旅生還後も、死ぬまで迷宮に挑戦し続ける実際にマップは生成せず、分岐先がい...
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新城カズマ, ライトノベル「超」入門

ライトノベルという言葉を聞くようになったのはいつ頃からだろう。おそらく富士見や角川のあの辺を指すものらしいとは認識していたが、この言葉を聞く頃にはほとんど作品を手に取ることもなくなっていた。まあ、もともとどちらかといえば社会思想社や早川 (この辺はおそらくライトノベルではない、と思う) の方を読むことが多かったのだけれど。そんな私にライトノベルの流れを教えてくれた一冊。また、本書中で触れられている少女マンガからの影響については今まで全く意識していなかったところで興味深い。この...
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ポール・スローン, デス・マクヘール, ポール・スローンのウミガメのスープ

いわゆるシチュエーションパズル本 (最近では水平思考推理ゲームというのか) 。この手の本は息抜きにふさわしい。そもそも複数人で遊ぶべきゲームを一人で遊ぶのは少々味気なく感じたり、別解がある問題もあるが、概ね良問がそろっている。
diary

Flying Buffalo Game Company

いろいろ検索をしていたら、T&Tで有名なFlying Buffalo Game Companyにたどり着いた。さすがにこのご時世なのでウェブサイトも持っているし、一応更新もされている様なのだが、何とも時間の流れが違うように感じる。デザインの垢抜けなさといい、未だにPBMを続けているところといい、古き良きTRPGの流れを残している。ちょっとうらやましい。
book

大崎善生, 将棋の子

各種漫画やドラマでも取り上げられている将棋奨励会の悲喜を綴ったドキュメンタリー。こういうのを読むと、きちんと積み重ねてきた業界の重みというものを感じる (麻雀業界でここまで深いドキュメンタリーが書かれるのはいつの日か……) 。ちょっと気になったのが、エピローグで触れられていた、アマチュアとプロの差がかつてないほどに縮まってきているという現象。例えば、瀬川晶司という元奨励会会員のアマチュアがプロを相手に7人抜きを演じ、またプロ棋士がそれを驚きなく受け入れているという事実。ネット...