sports

book

小島克典, プロ野球2.0

小島克典氏が立命館大学経営学部で行ったスポーツビジネスの講義をまとめたもの。 レッドソックスCEO ラリー・ルキーノ、スポーツエージェント 団野村、スポーツ弁護士 水戸重之、スポーツ記者、球団のマーケティング担当者、球団経営者など、プロスポーツ、特にプロ野球に携わる第一線の人達を招いてのインタビューは実に実戦的な内容。 中でもプロ野球界の構造的な問題を抉ってくれるスポーツ弁護士 水戸重之のインタビューが面白い。世界の様々なプロスポーツリーグの成り立ちや金銭の流れと見比べると、...
book

高橋久仁子, 「食べもの情報」ウソ・ホント 氾濫する情報を正しく読み取る

いわゆるフードファディズムの批判本。読んで面白い本かというと微妙だが、非常に真っ当な内容なので、勉強のつもりで読むのがよろしいかと。 ほぼすべての項目に納得できるが、プロテイン批判の項目だけが少し気になった。 "プロテイン" という商品名で市販されている製品数種類の宣伝チラシによれば、推奨されている一日の摂取量は6~9グラムで、タンパク質としてたいした量ではありません。その価格は、33~84円です。ちなみに、大豆製品である豆腐やきな粉で同程度のタンパク質を摂取すると、価格も2...
book

中島隆信, 大相撲の経済学

相撲界を経済学の視点で眺めるという本。角界のシステムから、その中の人間にどのようなインセンティブが働いているかを考察しており、よくある力士の収入がいくらといったレベルの本とは一線を画している。 こうした視点からみると、外部からは不思議に見える数々の角界のルール (たとえば、なぜ大相撲は総当たり戦ではないのか、なぜ八百長が起きやすいのか、なぜ茶屋制度が存在し続けるのか、など) の多くが実に合理的であることが見て取れる。
book

bj リーグ オフィシャルガイドブック 2007-2008

bj リーグ オフィシャルガイドブック 2007-2008を試合会場で購入。 オールカラーで、全選手の顔写真が入ったタイプ。記録ヲタにとっては、数字が少ないのがちょっと残念。一応、選手ごとに過去2シーズンの記録くらいは載っているが、せっかく記録を楽しめる競技なのだからもう一工夫欲しかった。 なお本書は雑誌扱いとなり、amazonでは取り扱いがない。
diary

東京アパッチ vs. 埼玉ブロンコス @ 有明コロシアム

昨年に引き続き、S原氏とbjリーグ観戦。せっかくなので開幕戦に。 相変わらずブロンコスのインサイドの弱さは致命的。ゴードン・ジェームスのリバウンドは健在だが他に切り込める選手がいない。アンドリュー・フィーリーが時折いい動きを見せていたが、確実性に欠ける試合中のアナウンスで解説 (東京アパッチ○○選手のファウルによりカウントワンスローが与えられます、など) が入るのは、バスケ観戦に慣れない人には親切。慣れている人には鬱陶しく感じられるかもしれないがいくらホームチームが大差でリー...
book

森田浩之, スポーツニュースは恐い 刷り込まれる〈日本人〉

いわゆるメディアリテラシー本なのだが、スポーツニュースを主題にしたところが面白い。 著者の「スポーツニュースは「オヤジ」である」という主張には強く共感できる。スポーツニュースが無意識に含んでいるオヤジのイデオロギーを理解することで、その力の大きさを感じるとともに、今後のスポーツニュースの見方が変わるだろう。おすすめ。
diary

埼玉ブロンコス vs. 新潟アルビレックスBB @ 所沢市民体育館

S原氏とbjリーグ観戦。所沢市民体育館の埼玉ブロンコス vs. 新潟アルビレックスBB。bjリーグ立ち上げに大きく関わった2チームの対決。bjリーグの試合を観戦するのは初めてだが、十分に楽しめた。 試合の合間の空き時間に、チアガールや着ぐるみ (なぜかコバトンがいた) のアトラクションが入るのは嬉しい試合後のコート解放は嬉しいサービス。ついさっきまでプレイが行われていたコート内に入れるのは他の競技ではあまりない会場の1階席は6割ほど埋まっていた。高校生の団体がいくつか入ってい...
book

石井直方, 谷本道哉, 体脂肪が落ちるトレーニング 1日10分〈クイック→スロー〉で自在に肉体改造

半年ほど続けているトレーニングで、体重は2kgほど、体脂肪率は3%ほど落ちた。数値上は、ほぼ学生時代の体型に戻ったことになる (はず) 。 この半年間のトレーニングは、週2回の筋トレ + 気分次第でのロードワークが基本。筋トレはウェイトは使わずに、自宅でできるものだけ。ジムに通うのは絶対に続かない自信があったので。ロードワークの方は天気によってはさぼったり、ロードレーサーで遠出したり。 食事制限はほとんどしていない。強いて挙げるなら外食を選ぶ際に (普段は自炊だが、出張中など...
book

中村敏雄, スポーツルール学への序章

スポーツのルールにはなぜこのようなルールがあるのかと思うものが多い。なぜ野球のルールにだけ「勝つことを目的とする」とわざわざ明記してあるのか、なぜサッカーは手を使用してはいけないのか、なぜ野球やクリケットではプレイヤーからのアピールがないと判定が行われないケースがあるのか。 それらのルールが生まれた過程は、生まれたときにはあまりにも自明であったがために、殆ど記録には残っていない。そんなルールの変遷を、僅かな情報を元に推測していく本書は、推理小説の様でもある。
diary

朝起きてベランダに出たら、目の前に特設リングが!